漢字

年と歳の違い【年齢の漢字は才と歳どっち?】

年・歳

年齢や歳月をあらわす「年」と「歳」。

どちらも「とし」と読みますし、どちらを使ってもよさそうな場面はたくさんありますよね。

同じように、年齢を数えるときに使う「歳」と「才」も、何が違うのかよくわかりません。

そこでこの記事では「年」と「歳」、そして「歳」と「才」の違いを調べてみました。

年の意味・使い方

「年」は「令和〇年」「×年前」「20XX年」など、もともとは年数や年号をあらわすときに使う文字です。

そして、常用漢字表には「年」の読み方として「とし」「ねん」の二つが載っています。

このことから「年をとる」と書くと、一年一年を積み重ねる、という印象になります。

歳の意味・使い方

「歳」は「100歳」「7歳」など、年齢をあらわすときに使う文字です。

ただし、常用漢字表に「歳」の読み方として載ってるのは「さい」のみです。

「とし」という読み方は載っていないので、公文書や教科書で「とし」とする際には「年」が使われることになります。

とはいえ、「歳をとる」と書くのは日常生活ではよくあることです。

こちらは、年齢を重ねる、という意味になります。

「年をとる」より、年齢を重ねた経過を大切にしている印象ですね。

年と歳の違い

「年」は年数や年号をあらわす文字で、「歳」は年齢をあらわす文字です。

常用漢字表で「とし」という読み方があるのは「年」だけですが、日常生活では「歳」も「とし」と読みます。

そして、「年」は時間・期間を重視している印象になりますが、「歳」はそこに至るまでの経過を大切にしている印象になります。

年齢の〇才と〇歳の違いは?

では、ここからは年齢の「〇才」と「〇歳」の違いです。

もともと「才」には年齢をあらわす意味はなく、「生まれつき備えている能力」、つまり才能をあらわす文字として使うのが本来の用法です。

そのため、「〇歳」とするのが正しいということになりそうですが、小学校の教科書では年齢をあらわす場合に「〇才」と表現しています。

これは、「歳」という文字が書きにくいために「才」が代用されているからだといわれています。

「才」がいつの時代から使われるようになったのか定かではありませんが、今ではすっかり定着しているため、「〇才」としても間違いではありません。

しかし、「歳」は中学校で習う漢字の一つです。

そのため、中学生以上になったら「〇才」ではなく「〇歳」とするほうが良いでしょう。

まとめ

まとめ
  • 年は、年代や年号をあらわす文字。また、時や期間の積み重ねを重視する際に使う文字。常用漢字表の読み方は「とし」と「ねん」。
  • 歳は、年齢をあらわす文字。そこに至る経過を重視する際に使われることが多い。常用漢字表の読み方は「さい」。
  • 才は、生まれたときから持っている能力などをあらわすときに使う文字。「歳」の代用として用いられることもある。

「年」と「歳」の違いは微妙なので、迷ったら一般的によく用いられている「年」を使いましょう。

「才」は「歳」の代用としてよく使われますが、中学生以上は「歳」を使ったほうが無難です。

言葉も漢字も時代とともに変化していくものなので、そのうち「歳」は使われなくなってしまうかもしれません。

そういう意味では、「歳」のある時代に生まれた私たちは、とてもラッキーかもしれませんね。