
皆さんは、シャンプー後のヘアケアには何を使っていますか?
シャンプー後のヘアケア商品にはいろいろな種類がありますが、実はリンスとコンディショナー、トリートメント、ヘアパックに明確な定義はなく、各メーカーによって位置づけが若干異なるのです。
とはいえ、大雑把ですが共通する特徴もあるので、その違いについて説明します。
リンスとは?
リンスは「髪の毛の表面をなめらかにするもの」です。
油分が入っていることが多く、髪のごわつきを抑えて艶を出し、指通りを良くします。
ただし、リンスの効き目はあくまで髪の毛の表面に限ったものです。
髪の毛のダメージ予防には役立ちますが、生じてしまったダメージを回復するのは難しいです。
コンディショナーとは?
コンディショナーは「髪の毛の表面をなめらかにするもの」です。
リンスと同じなんですね。
髪の毛のコンディションに重点を置いている場合に、「リンス」ではなく「コンディショナー」と呼ばれることがあるようです。
油分を与えて指通りを良くするだけでなく、保湿機能をあわせ持つものもあります。
トリートメントとは?
トリートメントは「髪の毛の内部に成分が浸透してダメージなどをケアするもの」です。
リンスやコンディショナーと異なり、髪の毛の内部からケアするのが特徴ですね。
ただ、最近は高機能なコンディショナーもあるので、コンディショナーとトリートメントの境界線は曖昧になっています。
ヘアパックとは?
ヘアパックも「髪の毛の内部に成分が浸透してダメージなどをケアするもの」です。
ヘアパックとトリートメントは同じですね。
ヘアパックという名前ではなく、ヘアエッセンス・ヘアマスクという名前で呼ばれることもあります。
リンス・コンディショナー・トリートメント・ヘアパックの違い
リンス・コンディショナーは、髪の毛の表面をなめらかにしてダメージを予防するものです。
トリートメントとヘアパックは、髪の毛の内部から髪の毛をケアするものです。
ただし、4つの商品の境界線はメーカーごとに異なり、統一された定義もありません。
使用する順番は、
シャンプー→トリートメント・ヘアパック→リンス・コンディショナー
が理想的です。
リンスやコンディショナーを先に使ってしまうと、トリートメントやヘアパックが髪の毛の内部に浸透しにくくなってしまうからです。
トリートメントやヘアパックは、成分が浸透しやすいように数分時間をおいてから流すことが多いですが、リンスやコンディショナーはすぐに洗い流します。
商品の使用上の注意を守らず、長時間洗い流さずに放置すると頭皮に炎症が起きたりする可能性があるので気をつけましょう。
まとめ
- リンス・コンディショナーは、髪の毛の表面をなめらかにするもの。ダメージを予防する。
- トリートメント・ヘアパックは、髪の毛の内部からケアするもの。ダメージ修復に役立つことが多い。
忙しい日はシャンプー+リンス・コンディショナー、少し時間のある日は、トリートメントやヘアパックを追加して髪をいたわるのが理想ですね。