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事実・現実・真実の違い・意味と使い分け

事実・現実・真実

「事実」「現実」「真実」。

どれも「実」がつく言葉ですが、微妙に意味が違いますよね。

でも違いを問われると、説明するのがなかなか難しいものです。

そこでこの記事では、事実・現実・真実の違い・意味と使い分けについてまとめました。

事実の意味・使い方

「事実」は、「本当にあった出来事」「現実に存在するもの」です。

だれが見ても明らかな、客観的な事柄を指して「事実」と表現することが多いです。

事実の対義語は「虚構」です。

「事実=ノンフィクション」「虚構=フィクション」とした方が分かりやすいかもしれませんね。

  • 彼の話は、事実だ。
  • 事実、コロナウイルスには複数の型がある。

現実の意味・使い方

「現実」は、「今、直面していること・状態」です。

「事実」は過去の出来事に対しても使うこともできますが、「現実」は今現在起こっていることにしか使えないという違いがあります。

現実の対義語は「理想」「仮想」などです。

「現実=リアル」に置き換えると、意味が通じやすくなる時もあります。

  • ウイルスが蔓延している現実を、直視しよう。
  • 家計簿を見ると、我が家の現実がよくわかる。

真実の意味・使い方

「真実」は、「嘘や偽りがないこと。本当のこと。」です。

「事実」は客観的に正しい事柄ですが、「真実」は主観的に正しいと思っている事柄に使います。

そのため、真実が客観的に正しいとは限りません。

なお、「真実」の対義語は「虚偽」です。

  • 事件の事実と、当事者の真実は異なる。
  • 裁判では、真実を述べなければならない。

事実・現実・真実の違いは?

「事実」は、客観的に正しい事柄です。

現在起きていることだけではなく、過去に起きた出来事にも使うことができます。

「現実」は、今現在実際に起きている事柄に対して使います。

過去の事柄には使えません。

「真実」は、主観的に正しいと信じていることです。

客観的に正しいことであるとは限りません。

つまり、「現実」は「事実」の一部ですが、「真実」が「事実」や「現実」と一致するとは限らない、ということになります。

まとめ

まとめ
  • 事実は、客観的に正しい事柄・状態。過去の出来事にも使うことができる。
  • 現実は、今現在起きている事柄・状態。過去の出来事には使えない。
  • 真実は、主観的に正しいこと。事実や現実と一致している必要はない。

人の内心が問題となっている場合は、「真実」を使えば大丈夫です。

客観的に正しい事柄の場合、今現在起きていることを強調したい場合は「現実」、それ以外は「事実」を使えばよいでしょう。