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補償・保証・保障の違い・意味と使い分け【間違いやすい】

補償・保証・保障

「ほしょう」と入力して漢字変換すると「補償」「保証」「保障」などが候補に上がってきます。

この3つの「ほしょう」、読み方は同じなのですが意味がまったく異なるので、正しく使い分けないと恥ずかしい思いをすることがあります。

今回は、知っておかないと間違いやすい3つの「ほしょう」の意味と使い分けをわかりやすく解説します。

補償の意味・使い方

補償は「損害や損失を補い償うこと」です。

「補」がおぎなうこと、「償」がつぐなうことなので、まさに字の通りの意味ですね。

戦後の補償問題を解決するのは、難しい。

初期不良で生じた損害なのに、メーカーが補償に応じない。

保証の意味・使い方

保証は「間違いないこと・大丈夫なことを責任を持ってうけあうこと」です。

お墨付きを与える、ということですね。

例えば、主債務者と一緒に責任を負う「連帯ほしょう人」や商品の「ほしょう書」は、「保証」を使います。

なお、「保証」はずっと続くものである必要はなく、期間限定でもかまいません。

彼の人となりは、僕が保証するよ。

電化製品は、保証期間が切れた頃に壊れるようにプログラミングされているに違いない。

保障の意味・使い方

保障は「地位・権利・自由・安全などを守ること」です。

大切な物事を障害から守る・保護するという意味ですね。

老後の保障がしっかりしている国へ移住したい。

女性の人権保障の歴史は、まだ短い。

補償・保証・保障の違いは?

3つの「ほしょう」の違いは、何に重点を置いているかを考えると理解しやすいです。

  • 補償は損害を「つぐなうこと」
  • 保証は損害が生じないように「責任を持つこと」
  • 保障は障害から大切なものを「守ること」

にそれぞれ重点を置いています。

ぱっと使い分けるのは難しいかもしれませんが、

  • 補償→「補い償うこと」
  • 保証→「責任を持って証(あかし)を立てること」
  • 保障→「障害から守ること」

と、使われている文字に絡めて覚えるとわかりやすいです。

また、「補償」で問題となる損害はすでに生じている必要がありますが、「保証」「保障」の損害は今後起きる可能性がある未来の損害です。

これも大きな違いといえます。

まとめ

まとめ
  • 補償は、損害や損失を補い償うこと。
  • 保証は、「大丈夫」と責任を持ってうけあうこと。
  • 保障は、地位や権利、自由などを障害から守ること。

話し言葉では発音が同じなので使い分けは不要ですが、ビジネスレターなどを書く際には適当な漢字変換をしないようにしましょう。