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病院・医院・クリニック・診療所の違いって何?料金に差はあるの?

病院・医院・クリニック・診療所

病院・医院・クリニック・診療所。

どれも医師が病気やケガに対応してくれる施設ですが、実は医療法に定められているのは、これらのうち二つだけなのです。

だからといって、残りの二つが法律にもとづかない怪しい施設というわけではありません。

そこでこの記事では、意外と知られていない病院・医院・クリニック・診療所の違いと、気になる料金についてまとめました。

病院とは?

病院とは、複数の診療科と20床以上のベッド(病床)のある医療機関です。

ここでいうベッドとは、点滴や検査用のものではなく、入院のためのベッドのことです。

また、病院には3人以上の医師が必要で、1人の医師が診る患者数は、外来ならば40人まで、入院ならば16人までと定められています(2020年2月時点)。

そのほか、看護師や薬剤師などについても、最低限の人数が決まっています。

医院とは?

医院とは、医療機関の呼称・屋号です。

病床数に関係なく使用できるとされていますが、多くの場合、病床数が19床以下の「診療所」につけられることが多いです。

クリニックとは?

クリニックも、医療機関の呼称・屋号です。

こちらも病床数に関係なく使用できますが、医院と同じように病床数が19床以下の「診療所」につけられることが多いです。

診療所とは?

診療所とは、19床以下の入院用ベッドのある医療機関です。

ベッド数はゼロでも構いません。

ただし、診療所に分類される医療機関が施設名に「病院」を入れることは許されていません。

診療所は、管理者である医師を1名置くことのほか、とくに人員に対する制限はありません。

医師1人で看護師ゼロでもOKということになります。

なお、いわゆる「歯医者さん」も診療所に含まれます。

病院・医院・クリニック・診療所の違い

医療法で定められているのは、病院と診療所だけです。

病院と診療所は、病床数や診療科の数、医師などの人員数が異なります。

病院 診療所
病床数 20床以上 19床以下
診療科 複数 単科でよい
医師 3人以上 1人でよい

医院とクリニックは医療法に定められているものではありませんが、医療機関の呼称・屋号として使われます。

病院に分類される医療機関が「医院」「クリニック」を使っても問題はありませんが、診療所に分類される医療機関で使われることが多いです。

気になる医療費ですが、大きく異なるのは初診料です。

ベッド数が200床以上の比較的大きな病院を、紹介状なしでいきなり受診すると、病院が自由に設定することができる「特別料金」が課されることがあります。

また、再診料も大きな病院のほうが若干高めです。

救急車で運ばれるような病気・ケガや、診療所では対応できない検査・治療などが必要な場合を除き、大きな病院をいきなり受診するのは避けたほうがよさそうですね。

まとめ

まとめ
  • 病院は、20床以上の入院用のベッドがある医療機関。複数の診療科があって医師・看護師・薬剤師などの人員も定められている。
  • 医院は、医療機関の呼称・屋号。診療所に分類される医療機関で使われることが多い。
  • クリニックは、医療機関の呼称・屋号。診療所に分類される医療機関で使われることが多い。
  • 診療所は、ベッド数が19床以下の医療機関。医師1人いれば開設可能。

軽いけが・病気は診療所で診てもらい、必要に応じて大病院へ紹介してもらうのが医療費の節約になるようです。

ベッド数などはホームページに載っていることが多いので、近くの医療機関のベッド数をあらかじめ調べておくといいですよ。