漢字

荒い・粗いの違い・意味と使い分け

荒い・粗い

「あらい」という言葉を漢字変換すると出てくる「荒い」と「粗い」。

これをすんなり使い分けられる人は、意外に少ないのではないでしょうか。

しかし、実はこの二つの「あらい」、対義語から考えると結構簡単に使い分けられるのです。

そこでこの記事では、知っておくと便利な「荒い」と「粗い」の意味と違い・使い分けについてまとめました。

荒いの意味・使い方

「荒い」は、人や物の動きに対して使われる言葉です。

意味は、「動きが激しい、乱暴で思いやりがない、けじめがなく整っていない」といった感じになります。

また、動きというのは抽象的なものなので、手で触れられない事柄に対して使うことが多いとされています。

  • 台風が近づいてきているので、海の波が荒い。
  • 彼の自転車の運転は、とても荒い。
  • 娘の金遣いが荒いので、困っている。

粗いの意味・使い方

「粗い」は、人や物の状態に対して使われる言葉です。

こちらは、「すき間が大きくて整っていない、なめらかではない、大雑把である」という意味を持ちます。

状態に対する言葉なので、手で触れられるものと触れることができないものの両方に使われます。

  • このザルは、使い物にならないくらい目が粗い。
  • このタオルはきめが粗いので、赤ちゃんには使えない。
  • 彼は仕事が粗いけれど、性格がよいので顧客が離れない。

荒い・粗いの違い

「荒い」は、人や物の動きなどに使われ、手で触れることが難しい抽象的な事柄に対して使われることが多いです。

一方、「粗い」は人や物の状態に対して使われ、特に触感に対してよく使われます。

そしてそれぞれの対義語は、

  • 「荒い」→「穏やか」
  • 「粗い」→「細かい」

となります。

「穏やか」と「細かい」は意味がまったく違うので、対義語から考えれば使い分けに困ることはほとんどなくなるでしょう。

まとめ

まとめ
  • 荒いは、人や物の動きに対して使う言葉。動きが激しい・乱暴で思いやりがない・けじめがなく整っていない、という場合に使われる。対義語は「穏やか」。
  • 粗いは、人や物の状態に対して使う言葉。すき間が大きくて整っていない・なめらかではない・大雑把である、という場合に使われる。対義語は「細かい」。

「手で触れられないもの」=「荒い」、「手で触れることができるもの」=「粗い」という分け方をしているものもありますが、「粗い」の3つ目の例文のように当てはまらないものもあります。

使い分けに迷ったら、対義語から考えるほうが間違えにくくなりますよ。