
アメフトやラグビーというと、「細長いレモン型のボールを使っている」「タックルをする」などのイメージがあると思います。
しかし、日本では野球やサッカーほどメジャーでないことから、「何がどう違うのか、よくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、アメフトとラグビーの違いについて調べてみました。
アメフトとは?
アメフトは「アメリカンフットボール」のことです。
ラグビーがアメリカに渡り、ルールにさまざまな変更が加えられ、現在のアメフトの形に近いものが1906年にルールとして明文化されたと言われています。
その名の通りアメリカで大人気のスポーツですが、他の国ではあまりメジャーではないようです。
ちなみに、プレイ時にはヘルメットやマウスピース、ショルダーパッドのほか、臀部・太もも・膝を守るパッドなどの着用が義務付けられています。
ボールについて
また、ボールは茶色をベースとしており、ラグビーボールより少し小さめです。
でも、大きさの違いは遠目ではほとんどわかりません。
タックルについて
タックルは、ボールを持っていない相手に対してもすることができます。
なので、試合中にあちらこちらで選手がぶつかり合っています。
また、頭で頭を攻撃するのは反則ですが、基本的にどんなタックルでもOKです。
そして、ボールを持っている選手がタックルされると、そこでプレイは一旦終了します。
つまり、「ごつい装備で、茶色いボールを使い、よりワイルドなプレイをしがち」なのがアメフトといえます。
ラグビーとは?
ラグビーはイギリス発祥のスポーツで、1871年にラグビー協会によってルールが明文化されています。
ヨーロッパやイギリスと縁の深い国(オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカなど)で盛んに行われています。
ラグビーではマウスピースの装着はしますが、基本的に防具の着用は認められていません。
ただし、革などでできたヘッドギアの装着は許されています。
ボールについて
ボールは白色を基調としており、アメフトのボールより少し大きめです。
タックルについて
タックルはボールを持っている相手にしかできず、肩から上にタックルすることは禁止されています。
また、タックルの際は両手で相手をしっかりつかまなければなりません。
しかし、タックルで試合が中断されることはありません。
まとめると「生身で、白っぽいボールを使い、タックルされても試合が流れ続ける」のがラグビーということになりますね。
アメフトとラグビーの違い
アメフトとラグビーには、防具やボール、タックルのほかにも下表のように多くの違いがあります。
アメフト | ラグビー | |
---|---|---|
試合人数 | 11人 | 15人 |
選手の交代 | 無制限 | 7人まで 一度交代したら、試合に戻ることはできない |
パスの方法 | 条件付きで前方にパスできる | 前方にパスできない |
試合時間 | 15分×4 | 45分×2 |
監督からの指示 | 選手に指示を送ることができる | 選手に指示を送ることはできない |
そのほか、ゴールの形や得点方法などに細かな違いがあります。
まとめ
- アメフトは、防具をつけて茶色いボールでプレイする。ボールを持っている人がタックルされるとプレイが中断する。
- ラグビーは、ほぼ生身のまま白いボールでプレイする。タックルされてもプレイは続行。
細かな違いはありますが、どちらもエキサイティングなスポーツです。
もっと競技人口が増えて、日本でもメジャーになるといいですね。