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上げる・挙げる・揚げるの違い・意味と使い分け

上げる・挙げる・揚げる

「上げる」と「挙げる」と「揚げる」。

どれも読み方は同じ「あげる」ですが、意味や使い分けを説明せよ、と言われてスッキリわかりやすく説明するのは難しいものです。

そこでこの記事では、上げる・挙げる・揚げるの違い、意味と使い分け方について、例文とともに紹介します。

上げるの意味・使い方

「上げる」は、「下にあるものを上に移動する」という意味です。

「上昇」という言葉を思い浮かべるとよいでしょう。

そのほか、「終了」という意味もあります。

例:重い荷物を持ち上げた。

例:今日の仕事はこれで上がりだ。

挙げるの意味・使い方

「挙げる」には「成果を出す・行事を行う」といった意味があります。

また、「手で高くかかげる」という意味もあります。

最後の意味は、「挙手」という言葉に置き換えるとわかりやすいです。

ちなみに、重量挙げはバーベルを両手で頭上に持ち上げる競技なので、「上げ」ではなく「挙げ」が使われます。

例:初日から金星を挙げた。

例:結婚式を挙げる日取りを決めた。

例:高学年になるに従い、授業で手を挙げる子が減ってくる。

揚げるの意味・使い方

揚げるは、「低い位置にあるものを水上や空中の高い位置に動かすこと・熱した油でフライやてんぷらを作ること」です。

一つ目の意味は「掲揚」という言葉を知っていれば、容易に思いつきますね。

例:空高く連凧を揚げる。

例:コロッケを揚げるのは、結構難しい。

上げる・挙げる・揚げるの違い

「上げる」も「挙げる」も「揚げる」も、物を高い位置へ移動させる意味を持ちますが、

  • 「上げる」は手段を問わず上へ移動させること
  • 「挙げる」は手を使って物を上へ移動させること
  • 「揚げる」は手の届かないような高い位置に移動させること

です。

「上げる」と「挙げる」については、どちらのほうがより高い位置にあるかは状況によりますが、「揚げる」は「上げる」「挙げる」よりケタ外れに高い位置に移動させる場合に使います。

つまり高さは「上げる・挙げる<<揚げる」ということになります。

まとめ

まとめ
  • 上げるは、物を下から上に移動すること。終了という意味もある。
  • 挙げるは、手で高くかかげること。成果を出す・行事を行う、という意味もある。
  • 揚げるは、水上や空中高くへ物を移動させること。フライやてんぷらを作る、という意味もある。

なお、共同通信社の「記者ハンドブック・新聞用字用語集」によると、「「上げる」と「挙げる」の書き分けが紛らわしいときは平仮名書き」とされています。

どれを使うべきか迷った場合は、「あげる」もアリだということを覚えておきましょう。

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